本日も元気なレインボーさんのところに、こんなお手紙が届きました。
レインボーさんへ
新型コロナウィルスの影響で、私が勤務している会社では在宅ワークが開始されたことや緊急事態宣言のため外出が制限されたことによって、家での時間が増えて毎日ダラダラすごしていると、最終的に朝と夜の違いがなくなってしまいました。
昨日は、寝ようって思っていたタイミングでなんとなく海外テレビドラマを見始めてしまい、気付いた時にはもう朝の8時といった状況になっていました。残念なことに、昨日だけの話ではありません。
早起きがしたいといった願望があるわけではないのですが、1日を有意義に使えていない状況にストレスを感じていいるのですが、なぜこのような生活になってしまったのかよくわからず困っています。
レインボーさんの持っている、健康や運動に関する知識をもとにこの状況を改善するためのアドバイスを頂けますでしょうか。よろしくお願いします。
なにがし
起きたらまず、腹筋20回・腕立て20回・スクワット20回をやってみよう
なるほど。新型コロナウィルスの対策をしているうちに、生活のリズムが崩れてしまっているんですね。
これは、一つの提案で結構マッチョな方法ではありますが、起きた瞬間に腹筋20回腕立て20回スクワット20回やってみるのはいかがでしょう。
かくいうぼくも、なにがしさんと同じようについ先日まで、昼夜がわからなくなるほどYouTube や SNS 漬けの日々を過ごしてしまっていました。ただこれではいかんと思い至り、対策として今回なにがしさんに提案したこの腹筋20回腕立て20回スクワット20回を目覚めた瞬間にやってみることにしたんです。
すると、目覚めはばっちりで、その日は日中活発に生活することができて、結果夜になると自然と眠くなり、一日の生活のリズムを取り戻すことができました。もちろん、今でも続けています。
なぜ在宅ワークや外出制限で生活が乱れるのか
ただ、いきなり 「起きた瞬間に腹筋20回腕立て20回スクワット20回やってみましょう」と言われても、すぐさま行動できるアグレッシブな方も少ないかと思います。
なので、まずは、なぜ新型コロナウィルスの対策として行われている、在宅ワークや外出制限によって生活が乱れるのかを一緒に考えてみましょう。
通勤・外出をしなくなったことで体力があまっているのでは?
まず、会社に出勤して働いていた時は通勤が運動を兼ねていた所もありましたが、それがなくなった事で体が疲れにくい状態になりました。
しかし、通勤は無くなったものの浮いた時間でいつも以上にネットや映画などを見てしまう方も多いのではないでしょうか。そうするとカラダが元気な状態であるにも関わらず、脳は会社に通勤していた頃と同様に疲れていきます。
結果夜になると、体は疲れていないのに脳が疲れて意思決定力が落ちている状態なので、なんとなくスマホを眺めながら夜更かしなどあまり自分が意図していないような行動を沢山してしまい、生活リズムも乱れていってしまいます。
通勤・外出をしなくなったことで生活のリズムをととのえるような効果が受けられなくなっているからでは?
また、体力が余ってしまっているだけではなく、通勤時に運動することや日光を浴びることによって意図せず得られていたメリットが得られなくなったという点も大きな要因になっています。
特にそれらのメリットのうち、日光を浴びることについては生活のリズムを整えるために重要な働きをする大切な効果もあったので、それがなくなった分生活がみだれやすくなっているのではないでしょうか。
仕事主体で強制的に作られていた生活リズムが崩れているのでは?
特に在宅ワークをしてる人に多いのですが、今まで仕事と生活がある程度分離出来ていた状態から、ある意味、生活の中に仕事があるような状況になっているかと思います。
そうすると、今まで会社で一緒にお昼ご飯を食べに行ったり、就業時間が決まっているため一定の時間で仕事を切り上げるようなことが意識せずにできていたはずですが、それがなくなり、お昼休みの時間を忘れて仕事をしてしまったりして、生活のリズムがずれてしまうこともあるのではないでしょうか。
解決のポイントは、運動量の補填と習慣化
在宅ワークや外出制限で生活が乱れる原因をまとめると、通勤や外出時に無意識に出来ていた運動量がなくなったことと、会社に出勤することである程度強制的に作られていた生活のリズムが崩れたことにあると考えています。
その点を解消するためには、運動量を補填することと、自分自身で運動を習慣化することが大切です。
とはいえ、いきなり今までの運動量を補填するような運動を習慣化することは簡単ではありませんし、外出が規制されている中で、全く今までと同じ運動はできない方が多いのではないでしょうか。
そのため今回は、まず手始めに、この朝(寝て起きたタイミング)のトレーニングを提案させていただきます。
なぜ朝のトレーニングが良いのか
寝起きの運動によって、一日活発に活動できるようになります。それによって、一日をトータルで見ると通勤や外出によってできていた運動量を賄えるようになっていきます。
また、習慣化という点に関しても、朝の時間や起きたタイミングでは、他の誘惑が入りづらく、かつ、意思決定の体力もあるので、習慣化しやすいタイミングと言えます。
そのため、朝もしくは起きたタイミングで、簡単なトレーニングをしてみることをおすすめします。
なぜこの運動が効くのか
このトレーニングのポイントは、このトレーニング自体で運動量を賄うのではなく、寝起きに軽く体を動かす事で、頭と体を目覚めさせるためのトレーニングだという点です。
そのポイントを抑えることができれば大丈夫なので、寝起きの腹筋や腕立ては重すぎるよという方は、深呼吸をしながらの軽いストレッチで代用しても良いでしょう。
なお今回は、腹筋20回・腕立て20回・スクワット20回という「寝起きに運動して良いスタートをきれたぞ!」という意識もしやすい様に筋トレのメニューを提案しています。実際にやってみると、本当に目が覚めるのでぜひやってください!
このトレーニングメニューだけでは物足りないという方は、よりカラダを目覚めさせるようなメニューを追加しても構いません。ただ、注意点としては、寝起きは体が硬く怪我をしやすい状態でもあるのでジャンプなど機敏な動きをする様な激しい運動は避ける様にしましょう。
まとめ
なにがしさんいかがだったでしょうか。生活が乱れた状態は結構しんどい状態かと思いますが、まずは一度でいいので、起きたタイミングで体を動かしてみてください。
きっと思いの外目がぱっちり冴えて、気持ちいいがいい寝起きと活発な一日を送れるようになると思います。
無理せず健康第一で、今できることからやっていきましょう!