【筋トレ用語】負荷(強度)とは?負荷の種類と調整の際の注意点

負荷(強度)とは

筋トレにおいての負荷とは、トレーニングの重さや回数、スピード・可動範囲などによってかけられるプレッシャーのことを言います。

負荷もしくは、負荷強度などと言われ、この負荷を高めていく事によって、筋肉の発達が促されるようになっています。そのことを、漸進性過負荷の原則と言いい、トレーニングにおいて負荷が重要視されるポイントです。

筋トレにおいて、適正な負荷をかけることはとても大切です!しっかりと自分にあった負荷をかけていきましょう!

まさざまな負荷(強度)の種類

筋トレにおける負荷(強度)は、 下記の要素で成り立ちます。

負荷(強度) = 重さ×回数×スピード×可動範囲

「重さ」「回数」「スピード」「可動範囲」を満遍なく押さえていくことによって、より負荷を高めていくことができます。それぞれの要素と負荷の関係については、下記のとおりです。

重さおもりを重くすることで負荷が上がる
回数回数を増やすことで負荷が上がる
スピードスピードを遅くするほど負荷が上がる
可動範囲筋肉の可動範囲内で、動かす幅を広げるほど負荷が上がる

基本的に、「より重く・より多く・より遅く・より大きく動かす」ことで負荷を上げていくことができます。

重さや回数に関しては意識してできている人も多いですが、スピードや可動範囲まで意識することが大切です。

負荷(強度)を上げる際の注意点

逆に、一つでも負荷の要素で抜けている箇所があると、全体的な負荷が減少することになるので注意が必要です。

特に、初心者の方が負荷を抜いてしまいがちな要素が「スピード」「可動範囲」です。

前回のトレーニングより、重い重量をたくさん上げられると、数値的な記録としては伸びるので気分がいいかもしれません。

しかし、素早く狭い可動範囲で行った事にことによってできた重さ・回数であったとしたら、どうでしょう?全体的な負荷は前回よりも下がっている可能性があります。

もし、筋肥大を目的としたトレーニングをしていて、数値としても伸びてきているのに、筋肉が大きくなっていないと感じる方は、ぜひ全体的な負荷に問題がないか確認してみてください。

スピードや可動範囲を意識するために、1レップごとに頭の中で「1・2・3」とカウントするようにすると良いでしょう。

負荷(強度)とは?のまとめ

  • 筋トレにおいての負荷(強度)とは、トレーニングによってかけられるプレッシャーのことです。この負荷は、「重さ」「回数」「スピード」「可動範囲」によって変わってきます。
  • 自身のトレーニングの負荷を高めたい場合は「より強く・より多く・より遅く・より大きく動かす」ことで、負荷を高めることができます。
  • 筋肥大のためにも、負荷(強度)をより強くしていくことが大切です。もしトレーニングに伸び悩みがあるような場合は、自分自身のトレーニングの負荷(強度)について改めて確認してみると良いでしょう。 

自分で意識して、トレーニングの負荷を上げていくことは、そう簡単なことではありません。ただ、そうするだけの価値はあると思いますのでぜひチャレンジしてみてください!

用語解説・監修:レインボー酒井

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MIYAZAKIGYM所属パーソナルトレーナー
東京工業大学大学院卒の理系インテリトレーナー。一部上場企業勤務からパーソナルトレーナーに転職。 ダイエット・ボディメイクは科学で論理的な思考力が必要になる為、理にかなった指導力はトレーナーの中でも随一。 高級ホテル付属ジムでの指導経験もあり、丁寧でさわやかな接客は体育会トレーナーとは一線を画している。
【資格・成績】
NSCA-CPT
2021APF ALPS CHAMPIONSHIPS メンズアスリートモデル 5位入賞
2019 NPCJ WORLD LEGEND CLASSIC メンズアスリートモデル 9位入賞

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